2008年2月23日土曜日

空気で走るクルマ

BBCの記事を見たのは先週なのだが、どうやらそんなに目新しいことでもないらしいことが、ちょっと調べると分ってくる。なんのことかと言うと、空気で動くクルマのことである。空気で動くだなんて、なんてエコなんだろう。燃料電池だとか水素エンジンよりも利便性も高そうだ。「これって、もしかして最新?」というのがすぐに思ったことだが、空気のクルマはけっこう昔からあるらしい。それも、十年だとかそういうレベルの過去ではない。聞けば、300年以上前にその原理は記録されているんだそうだ。蒸気機関の発明者としても知られるドニ・パパンという人が1687年に時の国王チャールズ2世の擁護の下、ロンドンでこれを考案している。

それって、かなりすごいんじゃないだろうか。ガソリンよりもディーゼルよりも前に、空気のクルマが発明されていたのだ。それが、300年たってついに実用化、インドのタタが今年中に発売に踏み切るそうだ。燃費も良くて、軽量、クルマ自体も高くない。いいこと尽くめのようだが、実際のところはそうでもない。タンクを始め、ボディは接着のグラスファイバーである。つまり、リサイクルはどうよ?ということである。そうは言っても、これはかなり楽しみな展開である。それにしても、もう少しデザインが良ければねえ。

0 件のコメント: