歩いて15分のクラウチ・エンド。先週までは、2月だというのに昼の気温は13度とかあったのだが、今日は午後まで霜が残っていた。キリリと、潔く晴れている。こうした零下の朝に、ちゃんとした登山靴みたいのを履いて長めの散歩に出かけた後にブランチするとした場合、Bannersに敵うところはまずこの近くではないと思う。ロッケンロールな雰囲気の店内はボブ・ディランのポスターあり、吸っちゃいけないことになったけどラッキーストライクのマシンありで、快活、気さくな感じのものである。
ここはまず、いつも混んでいる。平日の午後3時に行こうが週末の朝の10時に行こうが、待たずに座れることはまずない。安いとはとてもいえないと思うが、若い子連れしかり、開店当時からの常連らしき初老のご夫婦と思しき二人連れしかりで、客層もバラエティに富んでいる。基本的には「北米、中米寄り」の朝食メニューが一日中食べられる、というのが売りだ。フライアップというのだが、ベーコン、ソーセージ、卵、ハッシュトポテトだとかが「でん」、と皿から溢れそうな勢いで積まれている朝食。ベジタリアンのためにプランティンという火を通さないと食べられないバナナの一種である野菜バージョンもある。カナダ人の叔父からベーコンにメイプルシロップの話は聞いていたのだが、実際に食べてみたのはここBannersが初めてだった。1999年の冬だったなあ、そういえば。カリブ風のジャークチキンだとか、タイ風のお魚のコロッケのような体裁のものもあって、必ずしもおいしいのはアメリカものばかりではない。それに、テーブルにいろいろ置いてあるソースの類いで最も目を引くの様々なチリソースである。ケチャップやマスタードもあるのだが、ハラペニョソース、マサラ風というインド/マレーシアのもの、ジャマイカの唐辛子たっぷりのサルサなど、唐辛子の入っているソースが振るっているのだ。
ちなみに、今回は時節柄なんだろうか、胸にヒラリー(クリントン)というTシャツを着ているウェイトレスがいた。けっこうおばちゃんなんだけど、なんかかっこよかった。
2008年2月17日日曜日
ご近所探検隊:日曜ブランチは「バナーズ」で
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿