2007年11月22日木曜日

金時豆のようかん

ロンドンにも和菓子屋さんはある。柚子のお菓子だとかで、たまに利用させていただいている。友だちと黒豆をどう煮るだとかの「豆談義」しているうちに、思い出されたのが五勝手屋羊羹。筒に入っていて、下から押し上げて出てきたようかんを筒に付いている糸で適量切って食す。ぼくは一度に3本くらいは食べられちゃうので、糸で切ったことはないんだけど。ちなみに練りようかんよりは蒸しようかんのほうが好みなのだが、この五勝手屋羊羹は例外的に好きだ。ちょうどいい甘さ。そして固さ。煎茶、抹茶だとかの緑茶はいつも一保堂茶舖なのだが、ロウソクの灯りでようかんと玉露<鶴齢 >で気分はもう『陰翳礼賛』である。

江差と聞くと、つい「追分?」と思ってしまう自分が悲しいが、五勝手屋本舗は江差にあるそうである。北海道は1度しか行ったことがない。しかも札幌とその近郊のみだ。五勝手屋羊羹は北海道でしか買えないと聞いたが、その希少価値もさることながら2007年夏の騒動でしばらく五勝手屋羊羹が食べられないのかと思うと、いっそう悲しい。でもさ、ほら、豆談義って言えばレッドキドニービーンズって金時豆よね。というわけでまずは豆を一晩水に浸すところから。

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