六本木ヒルズに長いこと置いてあったので、見たことある人も多いであろうルイーズ・ブルジョワのクモである。タイトルはMaman。お母さんか、これが。
で、「またテイト?」なわけですが、週末にスコットランドから友だちが来て、件の亀裂を見たいということでまたテイト・モダンに行ってきたのだ。その元発電所の川岸から、セントポール寺院を望むクモの脚(画像上の右から3本目の脚にちょっとセントポールの塔が写っているのだが、分ります?)。クレーンもにょきにょき立っていて、金余り建築ラッシュなロンドンの一側面を伝えるカットだなあと、ふと思ったりもし。
なお、1911年のクリスマスにフランスで生まれたブルジョワは、現在95歳。このクモのシリーズは80歳を過ぎてから制作に入ったものである。ややしばらくこの脚の周りでたむろしていると、「おばあさんなの?設置は本人がするんじゃないよね?」であるとか、「脚は外して持ち運べるようになってるはず」などといったコメントが聞かれる。ま、出て至極当然という疑問かもしれないが。
2007年11月14日水曜日
ブルジョワの蜘蛛
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