2007年11月19日月曜日

オーガニックな生活を一切れ

本は平行で、常時10冊近くを併読するというのが長い習慣になっている。なかでも今読んでいて一番面白いのはシェラザード・ゴールドスミス編集の「A Slice of Organic Life」という本だ。この手の本は、実際読んでいて「ためになる」、「やってみようかな」と思うことが書いてあるだけでも十分だと思う。例えばうちには庭がないが、窓際のプランタで水菜、春菊、小松菜などが栽培できる。それが「お、これならできそう」という風に書かれている。こういうのは「今更」なのかもしれないが、元は取れたぜ、十分。まあ、例えば<重曹でお掃除>だとか<干し果物・干し野菜を自家製で>みたいのは自分にとっては新しいことではない(もう何年もやってるし)。<お湯を沸かすときは必要な水量だけポットに>だとか<できるだけ少ない水で歯磨き>みたいのも、そんなことするくらいならシャワーのお湯を5秒早く止めるほうが水もガスも節約になると思う。それはともかくとしても、<植木鉢でもリンゴは育てられる>とか、<鴨を飼ってみよう>みたいな話はそれを実行するかどうかは抜きにしても楽しい読み物だ。

ところでこの編集長だが、女優の娘で女王という名を持ち、容姿も端麗でモデル出身、ユダヤのお金持ちと結婚してこの名字というだけで鼻持ちならないとするのは酷というものである。「子供を持つまでオーガニックな生活とは無縁だった」と述懐しているが、潔いではないか。

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