2007年11月15日木曜日

ユーロスターの高速化と発着駅変更


今朝、初霜があった。ボジョレ・ヌーヴォも解禁になった。保守派から「ヌーヴォは他のボジョレのイメージを傷つけている」なんて声も上がっているがそれはともかく、個人的にはワインよりも昨日のユーロスターの高速化と発着駅変更のほうである。

「ロンドンからブリュッセルやパリに電車で行ける」ユーロスターが開通したのは1994年11月14日。きっかり13年後の2007年11月14日に合わせて、ニコラス・グリムショーによるウォータールーインターナショナル駅から、なんと8億ポンド(約1800億円)かけて改装されたセイント・パンクラスインターナショナル駅へ。最高時速は186マイル毎時、すなわち300キロということだが、これは東海道新幹線の270キロよりも速いことになる(ただ、イギリス国内は高速化に不向きな構造のため、そのスピードは出ないらしい)。いずれにせよ、今まで3時間だったパリへの片道が、2時間15分と、大幅に短縮された。飛行機で飛んだ場合の「空港に2時間前に行って、税関通って荷物が出てくるのを待って、空港から市街地へ」、とやっているのより確実に速くパリ中心部に行ける。


ここでイギリス的だなあと思ったのがBBCの報道である。見出しからしてもう、「ユーロスターパリに定刻到着」である。まるで定刻に到着するのがすごいことでもあるかのようだ。この記事を書いた記者も逃れられない「電車は時間通りには着かないのが当たり前」的な発想が伺える。

いずれにせよパリが近づいた。飛行機よりもカーボンフットプリント低いし。ブリュッセルにも改めて行ってみたい。パリの友だちからも「おいでよ」と言われているし。近いうちに、ぜひ。

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