この、妹のバーバラ・リーボヴィッツによる脚本、監督、製作の伝記は、元はアメリカのテレビ映画である。日本でも上映が始まった2月中旬に、ロンドンではICAで単館上映が開始された。ドキュメンタリー映画は、集客の難しいジャンルかもしれない。特に、それが元はテレビ用だったとすると、なおさらだ。しかし、この1時間数十分を、スクリーンを通じて見るだけでもリーボヴィッツの凄まじいまでのエネルギーが伝わってくる。この人のすごさは、ソンタグとの関係やジョン・レノンの最後の一枚だけではないというのが、手に取るように分る。テレビではなく、映画館で観てこそ伝わってくるものがあるように思う。
映画には、「レンズの向こうの人生」というタイトルが付けられている。レンズを通して捉えることの出来る人生。本人の言うように、それこそがアニー・リボヴィッツが30年以上に渡って行ってきていることなのかもしれない。
2008年3月5日水曜日
アニー・リーボヴィッツの伝記映画
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