2007年12月2日日曜日

オレンジとローズマリーのケーキ

今一番信用している料理人はアレグラ・マケヴィディである。Leonという、クールでセクシーだがロバストなカフェを展開し、ガーディアンという新聞にも定期的に寄稿している。この人のColour Cookbookは今一番使用頻度の高いレシピ本で、まあ「意外な組み合わせだけどやってみるとものごっつ旨えもの」が、これでもかと出ている。いちごとクスクスなんて、まず想像もしてみなかった。

今回やってみたのは、このオレンジとローズマリーのケーキである。ローズマリーって、なんとなくシチューだとかに使うイメージだったので、ケーキに使うというのがこれまた軽く目からウロコだった。小麦粉も使わない。セモリナとカシューナッツの粉である。カシューナッツ粉?アーモンドならまだ分るけど、カシューナッツとはね。色々探して回ったが、結局売ってなかったので生のカシューナッツをコーヒーグラインダーで挽いた。

バターとデメララ糖を白くなるまで混ぜ合わせ、卵をひとつずつ合計三個、セモリナとカシューナッツ粉も一緒に混ぜ、オレンジ2個分の皮とジュースを混ぜ込んで25センチのセルクルで70分。160度という低めの温度設定。この間にローズマリーのシロップを非精製糖で作り、焼き上がりにオレンジブロッサムウォーターとこのローズマリーのシロップをしみこませる。

評判ですけど、かなりよかったのよ、これが。ローズマリーのキャンディーは苦くて食べられなかったけど、なぜか作った翌日の方がしっとりしていておいしかった。

0 件のコメント: