2008年4月24日木曜日

ご近所探検隊:Cafe Des Artistes

大体、なんでタイレストランに「芸術家のカフェ」なんて名前が付いているのか。それに、同店内がカントリーと東南アジアのごった煮みたいな様相を示していなければならないのかということも含めて、ナゾの多いお店というのが第一印象だった。解釈というものは個人的な感覚に依存するところが大きいとはいえ、お店を入ってすぐのスロットマシーンは、あまりいい将来を約束するものとは思えない。あまつさえ、頭文字なのであろう屋号のCatsという看板は、どう観てもミュージカルを模倣したものだ。タイ料理屋さん?なのである、あくまでも。

地下鉄フィンズベリ・パークの栄えてない方を左に登ったストラウド・グリーン・ロードの79番。存在は知っていたが、なんとなく入る気になれないお店の1つだった。モーレツにココナツっぽくて辛いものが食べたくなり、近所だと「ああ、あんなところもあったっけね」、ということで行ってみた。

うまい。

ロンドンにあるタイ料理でも1、2を争う旨さだ。椰子の葉で香りと色を付けたココナツライス、ジャングルカレー、パドタイのどれもが「うめえ」を連発しながら食べずにはいられないおいしさだった。サービスだって早くて丁寧だ。申し分ない。

疑ったりしたオレが悪かったと反省しつつ、<近所にこんなおいしいお店があるなんてうっしっし>を噛み締める平日の晩。

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