2008年4月19日土曜日

チャリティとランチは両立するか

テレビ番組は観ていたし、レシピ本も活用している。社会貢献度の高さでも尊敬を集めている人のお店だ。つまり、ぼくも有名な人のやっているレストランだからという理由で行ったことには変わりない。超有名なシェフのやっている、ユニークな非営利団体のレストラン。

なのだが。

「噂の的」だから期待が高過ぎたのだろうか。「セレブなシェフ」のお店だからつい点が辛くなってしまったのだろうか。その要素が全くないとは言い切れないかもしれないが、できるだけ客観的に判断して、このお店にまた行きたいかというと、答えはノーである。オシャレな場所?ロゴは、ちょっと80年代風だよね。それに、どうして席に案内されるまで20分もバーで飲みきったグラスを眺めていなければならないんだろう?店員の行き来はひっきりなしだ。これって、活気に溢れているのか?それにしては私語やムダな動きが多過ぎる。有名人のやっているお店だから気になってここに足を運んだのは、そういうわけでぼくも同じである。店内でカメラのフラッシュが数分おきに光ることでも、それは思い出されることになる。それにしても、ひっきりなしに動くウェイターやウェイトレスがいながら、料理の出てくるのが遅い。イタリア風のメニューだが、イタリアを気取ったイタリアでもなんでもないものに、なってしまってはないだろうか。出てきた料理はまあおいしいけど、「けど」なんだよな、しかし。だってラム、数百回くらい噛んだけど、ついに飲み込めなかったし。見渡すと概ね、モダンを装った内装。なのだろうが、そこの合板椅子とシャンデリアを結びつけるものは何だろう?ユニフォームが蛍光ピンクがパンクなロゴと戎のジーンズ。それはいいけど、クリケットの素振りかー。チャリティなのは分る。分るけど、「恵まれない環境で育った若者の更生施設なのだここは」と、自らに言い聞かせながら食べることになるのって、ちょっと考えものじゃなかろうか思いつつ、デザートはキャンセルする。

といった感じで、レシピ本は今後とも活用していこうと思う。不遜なんですけど、この人のレシピ、自分で作ると、おいしいし。

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