東ロンドンに住むプロデューサー/DJの友だちが遊びにきた。ぼくが音楽業界で働きはじめた頃から知ってる人だから、かなり古い友だちの一人だ。ドラッグの問題が一時相当悪化して、その頃は会ってなかったのだが最近ドラッグからきっぱり足を洗って、ヨガを始めたり、ベジタリアンになったりと、まあやることが極端な傾向にある人ではある。ちなみに、音楽という共通の興味がありながら音楽の話はあまりしない。どっちかというと「あそこのカレー屋さんはおいしい」とか、「ペンキは縦横交互に塗るんだぜ」とか、そんな話ばかりだ(最近、DIYに凝っているらしい)。
料理は何を作るか、どこから材料を仕入れてくるかから始まる。そこが一番楽しい時間でもある。ベジタリアンのためのメニューを考えるとなると、使えるものが少ない分、逆にイマジネーションが沸くこともある。今回は巨大マッシュルームと、カボチャをローストしたサラダを作ることにした。
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まずはサラダのほう。オレンジ色の皮の小振りのカボチャとか、イギリスでも「カボチャ」として売られている日本のと同じようなカボチャだとかを使う。その、3種類くらいの<瓜>をベネツィアのゴンドラみたいなカタチに切って、花椒とコリアンダー、キャラウェイの種みたいのをまぶしてオリーブ油をからめてオーブンで焼く。ドレッシングに使うピーナツ油と胡麻油で針生姜とにんにくスライスを揚げる。油が冷めたところへオレンジの汁、ライム、ナンプラーに生の唐辛子をおろし金でおろして投入し、ルッコラ、サラダほうれん草と生暖かいカボチャの類いを和える。亜麻仁の種、白ごま、カボチャの種、ちょっとだけバルサミコ酢なんかを散らして完成。
で、マッシュルームのほうだが、今回使うのはポートベロという直径にして10センチ以上あるマッシュルーム。芯だけでも500円玉より大きいくらいなのだが、その芯を外して(手でパカッと外れる)刻んだものとタマネギのみじん切りをタイムみたいな甘い香りのハーブで炒めて、粗挽きのパン粉と卵とおろしチーズを混ぜて、それをキノコの傘に載せてオーブンで焼く。出来上がりは、ちょっと分厚いハンバーグのような見た目になる。今回はゴルゴンゾーラを混ぜてから、パルミジャーノレッジャーノとイタリアンパセリを刻んだものをまぶしてから焼いた。
スタジオからチャリンコで直行してきた友だちは「はい、これ」と、飲み物として持ってきた牛乳をぼくに渡す。って、牛乳?そりゃ確かにぼくは飲まないけど、ワインとかジュースじゃなくて牛乳?それはともかく、やつはかなりの猫好きである。しっぽが体の細さに不釣り合いなほど太いうちの猫を見て、「じつはでっかいリスなんじゃないの?」と言って笑う。明日は3時間の瞑想に行くという、その友だち。サラダもキノコも気に入ってくれたようだ。ヒゲを剃ることを止めたので、かなり南極探検家かなんかのような出で立ちのこの友だちの芸名はB.L.I.M.である。ぼくらは本名の短縮形で「ジー」と、やつのことを呼んでいるのだが。

スタジオからチャリンコで直行してきた友だちは「はい、これ」と、飲み物として持ってきた牛乳をぼくに渡す。って、牛乳?そりゃ確かにぼくは飲まないけど、ワインとかジュースじゃなくて牛乳?それはともかく、やつはかなりの猫好きである。しっぽが体の細さに不釣り合いなほど太いうちの猫を見て、「じつはでっかいリスなんじゃないの?」と言って笑う。明日は3時間の瞑想に行くという、その友だち。サラダもキノコも気に入ってくれたようだ。ヒゲを剃ることを止めたので、かなり南極探検家かなんかのような出で立ちのこの友だちの芸名はB.L.I.M.である。ぼくらは本名の短縮形で「ジー」と、やつのことを呼んでいるのだが。
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