2008年1月4日金曜日

着物が好き

ぼくは身長175センチである。取り立てて背が高いわけでも低いわけでもないと思う。ところが、これが着物になると、話は別である。<浴衣のLサイズ>みたいのは別として、まともな絹の長着などは、所謂吊るしだとまず体に合うのは売っていない。今着ているのは、父親の着物のお下がりで、祖母が作ったものである。父とぼくは身長は大差ないのだが、父が細身であるため、かなり「つんつるてん」になってしまう。もっとも、袖が短めくらいのほうが好みなので構わず着ている。

ロンドンに戻る前、最後に住んでいたのは「下北/三茶」の辺りだが、その前に住んでいたのは西荻だ。西荻には「豆千代」だとか「リサイクル着物grape」だとかがあるので、時々覗いてた。のだが、かなりラッキーでないと、そのまま着られるものはなかなかなかった。「袴で隠せばいいんですよ」、とお店の人は言っていたが、その袴がなかなか店頭に並ばない。大体、男物自体が少ないのだ。それでも西荻から自転車で10分だった吉祥寺と青山には「たんす屋」があった。着物というと、良く利用していたこの辺りだ。

ロンドンで着物で出かける勇気はまだないのだが、家ではたまに着ている。亡くなった義母は、ぼくの着物姿が特に気に入っていたようだ。今度着物で出かけてみようかなあと思う。

0 件のコメント: