2008年1月18日金曜日

基本的にはパン屋さんのはずだけど

ここのケーキはすごくおいしい。今は故郷に戻った友だちも長く働いていた「Heal's」という家具屋さんと、隣接している「Habitat」というこれまたインテリア屋さんに挟まれている、カフェと言っていいのかどうか、小さいが自己主張のある佇まい。2007年11月のオープン以来、個人的にも気に入っているセントパンクラス駅の中にもある「Peyton & Byrne」というベーカリーだ。しかしここ、<パン屋>といってしまっていいのか、ちょいと微妙である。どっちかというとケーキとお茶に重点が置かれているし、所謂日々の糧っぽい意味でいうパンは売ってないのだ。なんかこう、ものすごく凝った感じのパンは売っているのだが。いずれにせよ、ここはBakeryと名乗っている。英語辞典の定義的にも、パンや菓子類を売っている店がベーカリーとなっているので、まあ、それは。

で、ぼくは茶店というと、そのお店の見た目とか、内装とかも気になる方である。取っ手だってそうだし、極端な話、レンガだって誰かがデザインしたもので、その大きさだとか使う素材だとかは長い間に標準化が進んできたものなんだろうと思う。シンプルに積まれたレンガの壁にペンキを塗っただけ壁、ガラスに印字された屋号、窓と窓枠、そういうのが組み合わさって、「ペイトン&バーン」という成り立ちを構成するわけだ。もちろん、そのお店で出されているお茶やケーキ、そこで働いている人なども構成要素の一つである。

って、そんなことはいいんだけど、今日は妻の誕生日なのでこの「A Very British Bakery(いかにも英国風のベーカリー)」から梨のタルトを仕入れた。世界一おいしい(と思う)ヴォークストレーディングのダージリンファーストフラッシュでいただくことにいたします。

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