あー、終わってしまった。なにがって、ナイジェラ・ローソンの番組である。断言させてもらうが、ナイジェラ・ローソンはイギリスきってのコメディアンである。リトル・ブリテンなんか目じゃない面白さだ。本人が気づいてないところで笑いの域に達してしまったという超ブラボーである。同ジャンルで考えられるのは菊池桃子さんのラ・ムーだが、そのブラボーさ加減は勝るとも劣らない。
10回という、料理番組にしては例外的に長いほぼ1クールの「Nigella Express」は9月から放映開始、BBC2で毎週火曜日午後8時半から放映されていた。
Express、「特急」ということで、根幹は育ちのいいお母さんが「ほーうら、こんなに簡単」という料理の時短アイディアをたくさん披露するという趣旨なのだが、まー、もう、こんなに笑える番組はめったにない。
ナイジェラ・ローソンが知られるようになったのは(「おうち女神になる方法」くらいの意味であるが)「How to be a Domestic Goddess」という著作を上梓したの2000年後期である。タイトルは冗談のつもりだったらしいが、すっかりメディアに<インテリ巨乳テレビシェフ>に仕立て上げられてしまった。
だって「わざとやってんでしょ?それ」というものすごい思わせぶりな仕草、言葉遣いなのだ。数年前から時折いろいろなシリーズを展開しているが、どれを取ってもあくまでセクシー路線。
今回終了してしまったNigella Expressでのハイライトは、レモンを搾りながらの「I like a bit of impaling.」である。英語のimpaleとは、「先の尖ったもので突き刺す、身動きできなくする」みたいなことを意味する。午後8時半のゴールデンに何を言い出しやがるんだか、まったく、である。しかもその流し目は何よ,お母さん。
手つきは危なっかしいし、出来合いのものを混ぜるだけのアイディアが多く、時間はかからないが、家計を守る主婦の気持ちは、このお金持ちの美人母さんには全く分っていない。義姉や姪は「ムカついて観てられない」と憤慨していたが、料理番組だと思って観ちゃうからいけないのだ。再び断言させてもらうが、Nigella Expressは「お笑い」なのである。
2007年12月10日月曜日
最後のナイジェラ
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿